映画版のドラえもんの題名は、なぜ『のび太の〜 』なのか
映画版のドラえもんの題名は、なぜ『のび太の〜 』なのか
あるいは、漫画『ドラえもん』の主人公は、ドラえもんなのかのび太なのか問題にも部分的にかかわる。
まあこれ、物語的には「のび太の方にこそ実存があるよね」とか「F氏の日常ものにおいて、来訪者とはすなわち異物であり、アルマゲドンにおける隕石のようなものでしかない」とか、まじめな分析もできるんだけど(タイトルに名前があるから主人公だ、というなら、ジョーズの主人公はサメのほうなのかよ、とか)
私の、あのシリーズタイトルに対するぶっちゃけな仮説は、
「『どらえもん』で、映画作りましょうよ!」ってなった第1作が『のび太の恐竜』だったから。
で、かつ、
その時点ではシリーズ化の計画は、別にまだできていなかったから。
ていうところだったと思う。
と、息子に質問されて思いついた。
(『のび太の恐竜』って、これ中身に対してそのまんまなタイトル付けで、これ単独で見たら、おかしいところが何もない。ピー助。)
(ちなみに、第2作の『のび太の宇宙開拓史』は、ちょっと分かりにくいけど、 “開拓史” というフレーズを「ガンマン物語」と意訳しちゃえば、ガンを撃っているのはのび太なんだから、問題ない。
次の大魔境くらいからあやしい。)
とはいえ、『のび太の大魔境』を、「のび太と秘境の友情」とかにしちゃったら、もうまったく響かなくなるし、
『のび太の海底鬼岩城』を「のび太の海底二万リーグ」とかにしたら、敵ボスの存在感がどっかにいっちゃうし、タイトル付けとしてはこれはこれで仕方がない。
from 2019/09/27-2019/09/29